奇想空間 2018年

これも突然やって来ました。2018年の正月2日。「明日、事務所に来て欲しい」と。
内容がぼんやりしたまま「はぁ、はぁ?」と聞いてたら「3日後に上海に出張してくれ」。
上海で、東京から来ているデジタルコンテンツ製作のチームと合流し、そこでようやく事態が分かり、案件のスタートとなりました。
施主は富豪の投資家。当時、話題になっていたデジタル遊びのコンテンツを5、6個作成し、全国のショッピングモールで同時に展開しようというプロジェクトです。「毎月1箇所オープンで年内に20店舗だ!」(正確な数字は忘れました)てな掛け声で始まり、実際に全国あちこちのショッピングモールの現場調査に連れて行かれました。が、結局はそこから夏にかけて、3店舗が完成した頃、投資が回収できそうにない事が分かり、そのままフェードアウト。という、中国的なストーリー。でも、やはりこの勢いがすごすぎる。

デジタル体験型の遊び場

私の本職は展示屋なので、デジタルコンテンツ、映像やメカなど、いろんな業種の集まるプロジェクトが大好き。まさか中国でこんな機会があるとはびっくりしました。久しぶりに日本の方々とチームで働くのは本当に楽しかった。 デザイナーとしては、ほぼデタラメな、嵐のような案件でしたが、これもまたよい思い出です。

富豪プロジェクト

この案件で何より特徴的だったのは、クライアントの王さんの富豪っぷり。
最初の上海出張の飛行機はファーストクラス。ホテルはハイアットのクラブフロア。東京チームと合わせて総勢10名以上でクラブフロアに陣取り、打合せもクラブフロアの会議室を占領。移動は8人乗りのベンツ。食事は毎度、VIPルームでの豪華料理。その後の出張も王さんと同行の時はいつもファーストクラス。中国の飛行機でもファーストクラスの食事は美味しいのだと知ったし、ファーストクラスに乗ってる人を観察するのも楽しかったです。

PAGE TOP